和束町商工会女性部長 大西慶子さん

2018/12/21

 以前、和束町では町内各区において、青年団主催の盆踊り大会が開催されていましたが、青年人口が減少し、青年団の解散等で開催が困難になりました。
 現在は有志により3ケ所位の区で開催されているようですが、このままでは伝統の盆踊りがなくなると思い、10年程前に商工会女性部が主催で、金魚すくいや屋台出店等で盆踊り大会を復活、開催しました。 しかし、集客が低調で一時中断していましたが、再度、三年ほど前から「わづか夏まつり」として開催することになり、茶葉の活用を広げようと茶葉だけを使った「かき揚げ」を塩抹茶で来場者に提供したところ美味しいと好評でした。
 11月の「茶源郷まつり」は、グリーンフェスティバルと銘うって30年程前から行われていましたが、5年程前に「茶源郷まつり」として新たにスタートしました。2日間で13,000人が来場するほどの人気で、歩けないほどの人混みになります。女性部では、「茶葉のかき揚げうどん」で出店しており、一杯350円です。冷凍保存しておいた茶葉を、玉ねぎなどの野菜やシーフードなどと一緒にかき揚げにします。人気があるのでお昼ごはんも食べられないほどの忙しさでした。2日間で500食を販売しました。
部員の高齢化により人手が少なく、家族にサポートしてもらったほどです。
 また、3月に行われる「グルメまつり」は、和束町のおいしいものを紹介するお祭りです。天然の猪肉が獲れるのも和束町の特色で、女性部は地元の猪肉を使ったしし汁を無料で提供しています。
 お茶や景観の人気で、観光客はこの数年増加していますが、鉄道も通っておらず、公共交通の利便がよくなく、地域外からの移住者はあまり増えていません。
商売人も減少傾向であり、若いママさんたちも少なく女性部の部員についてもは減る一方で、60代の部員が中心となって頑張っています。若い世代がもっと移住してくれることを願って、地元の賑わいため、和束の魅力をPRしたいと思い頑張っています。