平成18年に加悦町・岩滝町・野田川町の旧3町が合併して誕生した与謝野町ですが、それぞれの特性を尊重しながら繋がっています。与謝野町はきもので有名な丹後ちりめんの産地ということで、当女性部ではきものに関係する事業が多く、部員を対象としたきもの着付け教室も実施しています。
また、与謝野町にあるちりめん街道では、毎年2月の終わりから3月3日のひな祭りを含む3月の初め頃までの約2週間の期間に「ちりめん街道ひなめぐり」が開催されており、このイベント開催期間中はちりめん街道筋のお宅に残されている昔ながらの「お雛様」が玄関先に展示されるので、そのお宅の方とお話ししながら家々のお雛様を見て回ることができます。
この開催期間に合わせ、当女性部では与謝野町と丹後ちりめんをPRする目的で「きもの姿で歩く ちりめん街道ひなめぐり」事業を行っています。この事業では京都府内の商工会女性部様を与謝野町にお招きして、こちらが用意したちりめんの着物もしくはご持参された着物を着付け教室のような形で、一つひとつ説明を聴きながら参加者ご自身で着ていただいた後、そのきもの姿でちりめん街道を散策していただいております。平成25年度から実施しておりますが、『きものが着られるから』と毎年楽しみにしていただいているリピーターの参加者もいらっしゃいます。
さらに、与謝野町の魅力を京都府外にもPRするため、平成26年度に全国商工会女性部連合会の「おもてなし交流事業」に「絹織物の里・与謝野『ちりめん街道』散策と古代の丘で勾玉つくり体験」のおもてなしプランを提案して以来、平成30年7月末までの時点で石川県や三重県など6つの商工会女性部様に与謝野町にお越しいただいております。
「おもてなし交流事業」は地域の魅力を知ってもらうだけではなく、普段はなかなか交流する機会のない他県女性部と繋がり、お互いの女性部の状況や活動内容について共有することで今後の女性部活動の参考にもなるため、とても有意義で貴重な機会となっています。
勾玉つくり体験の他にも、シルクミサンガ作りやシルクコースターの手織り体験、ハンカチや T シャツなどの絞り染めや彩色手描き友禅体験、糸巻き風鈴や糸巻きランプ・和紙ランプ作りなども体験できるので、与謝野町の魅力を少しでも感じていただけるよう、各女性部様のご要望に合わせたプランをご提案しております。
与謝野町商工会女性部員が心を込めておもてなしさせていただきますので、皆様ぜひ与謝野町へお越しくださいませ。
与謝野町商工会女性部長 赤松 はるみさん
2018/12/21