向日市商工会女性部長 宇津﨑則子さん

2018/12/21

 4月「桜まつり」、11月「向日市まつり」の年2回のイベントで、「たけのこの天ぷら」「ちくわの磯辺揚げ」「たけのこの佃煮」の3品で出店しています。平成15年から続いている恒例の行事です。祭りは土日にあり、前日金曜日に、たけのこを洗う、切る、下茹で、味付けするなどの工程をおこない、当日、現地で揚げています。レシピは改良しつつ継承されていて、地元の方に定着しており、おいしいと好評で行列ができるほどです。「たけのこの天ぷら」は、2日間で1600個ほど作っていますが、それでも少ないほうで、揚げるそばから次々売れて14時過ぎには完売してしまうこともしばしば。それぞれ仕事もあるので7〜8人のメンバーで出店しており、利益は活動の収入源となっています。部員の高齢化により、大きなお鍋を運ぶのも一苦労ですが、みんなとても仲よく長年やってきた楽しみの一つでもあります。黄色の帽子と割烹着が目印、かわいい姿で頑張っています。
 12月に毎年恒例の「ガーデニング事業」として葉牡丹の寄せ植えを配付、また、「干支のちぎり絵講座」も開催し、翌年の干支を題材に、ちぎり絵を作成するものです。せっかくなら十二支全部集めたいと、毎年楽しみにしています。
 向日市女性部も部員減少の問題があり、“部員募集チラシ”を作成、部員の増加を祈りつつチラシ持参で声かけを行っています。平成30年度に入り「女性部への活動支援事業」助成金を申請。無事獲得できたので、さっそく女性部のホームページ作成と女性部情報誌作成に取り掛かりました。日々の活動の報告や予告、女性部員さんや非会員さんのお店訪問、向日市の今昔物語や健康体操などなど… 皆様に興味を持っていただける内容になるよう打ち合わせを重ねています。2ヶ月に1回の発行ですが商工会情報に同封。また、市役所等にも配付して一般の方々にも楽しんでいただける内容にしたいと思っています。


京北商工会女性部 大栢柳子 さん

2018/12/21

 京北商工会女性部では、北山杉の魅力を知ってもらうことを目的とした「森のCafé」という移動カフェのようなイベントを継続事業として活動しています。
当事業は「地域資源の発掘」ということで、女性部で京北中を見て回ったときに、北山杉の杉木立ちの魅力が一番ではないかと考え、まず女性部のテーマとして、「北山杉の魅力を伝える」ということが決まり、そこから2016年度に始まったものです。
初回は、春に京北の桜の名所のひとつである常照皇寺のふもとにある空きペンションを借りて、その窓から見える杉木立ちの景色を眺めてもらう土日2日間限定のカフェをおこないました。
そして、秋にも同じペンションで地元の事業者の方の協力を得て、女性部一押しの一品を9品集めた弁当「京北・森のアラカルトランチ」を予約限定で提供しましたが、お陰様で大変好評でした。
お弁当箱やお箸も杉で作成し、地域の資源である「北山杉」をPRするとともに、自然豊かな環境のなかでくつろいでもらう雰囲気を演出しました。企画や宣伝は若い世代が、カフェやお弁当の準備は年輩の方が中心という風に、部員は幅広い年齢層であるメリットを活かせた事業となっています。
 2017年度は、毎年京北で開催されている「木こり技能大会」の会場で『森のCafé』を開催し、森のコーヒーを提供しました。
森のコーヒーとは、北山杉で作ったコーヒードリップセットに無農薬栽培「森のコーヒー」の粉を入れたコーヒーで、木の雰囲気を楽しんでいただけるものです。普通のコーヒーと2種類用意しましたが、やはり森のコーヒーのほうが人気でした。あいにくの悪天候だったのは残念でしたが、杉を使った看板を出し、こちらも好評でした。
 また、2017年度は、全国商工会女性部連合会(全女性連)が募集している「おもてなし交流事業」に応募し登録されました。
『樹齢800年!伏条台杉群の森を体験』というもので、京都府自然環境保全地域に指定された片波川源流域にある、伏条台杉群をインストラクターと共に観にいき現地でお弁当を食べてもらうというツアーです。府外の女性部の方にも、京北の魅力を伝えていけたらと楽しみにしています。


京田辺市商工会女性部 寺本綾乃さん

2018/12/21

 京田辺市商工会女性部では、地域産業の振興発展と地域活性化のため、毎年開催されている「京田辺市産業祭」で出店、提供している「炊き込み御飯」が好評を得ており名物になってきています。
それぞれ手分けして前日に材料を仕込み、当日は、三升釜で15回(約600人分)炊いています。地域振興事業として約10年前に始め、レシピは開始当初から引き継いでおり、ほとんど毎年同じような味を提供できていると自負しております。市の体育館とその周辺で約一万人の来場があるようです。京田辺市民はもちろん市外からの来場客も多く、この炊き込み御飯を楽しみにしている方もいらっしゃるようで、昼過ぎには完売します。女性部としておもてなしをすることに大変喜びを感じています。
 管外視察旅行では、2017年度は泉州を訪問しました。貝塚の水間寺(水間観音寺)、泉佐野の関空近辺、そして、岸和田でだんじり会館や岸和田城を見学に行きました。部員60名中20名ほどの参加がありました。
 また、部員の経営に役立つ事業として、7月に「チョークアート講習会」を開催しました。外部の講師をお呼びして、3時間で小さな黒板のウェルカムボードを作りました。
 女性部員は小売店が多いので、参加した部員は実践として役立つと喜んでいました。ほかには「花いっぱい運動」として、花の苗を全女性部員に、年1回、3苗ずつ配布しており、女性部員としての自覚を促し、一体となることに心がけています。
 府内の商工会では高齢化や部員数減少の悩みがあり、近隣の商工会と連携し、合同でなにかできればと考えています。


京丹波町商工会女性部長 堀恵子さん

2018/12/21

 京丹波町は平成17年に丹波町、瑞穂町、和知町の旧三町が合併した町。京都府のほぼ中央に位置しており、森林が約90%を占めているという特色を生かした道の駅が各町にあります。合併によりエリアがかなり広くなりましたが、たんば夏祭り、みずほ夕涼み大会、わちふるさとまつりの各町の夏祭り事業では、旧三町の垣根を越えて参加しています。  恒例の事業以外に、平成29年秋より、部員同士のお互いの顔を把握し、お互いの地元を知ることを目的に「地元探訪ツアー」という事業をスタートし、プロジェクトチームを発足しました。地元の知られざる名所を訪ね、地元で収穫した野菜を使ったカフェなどで食事をしています。1回目は「花崗山公園」へ行き紅葉の公園を散策し、2回目は「丹波ワイン」にてワイナリーの工場見学をして、さまざまなブランドを試飲しました。部員同士の交流が図れて歩いて健康にもなれるため、月1回の活動を目標としています。今後も酒蔵、神社など特色のある場所を企画しています。  また、資質向上事業として「女性を磨くセミナー」を開催しています。女性部全体を活気づけることや新規部員獲得も目的としており、本会員であれば男性や女性部非会員でも参加してもらえるよう門戸を広げました。講座内容は「顧客を逃さないクレーム対応!」「スマホを活用した販売促進方法」「働く女性のメンタルヘルス」など全5回で、部員各自が自己研鑽しプロ意識を高められるものです。セミナーのチラシは印刷業を営む部員さんに制作してもらいました。店舗の外装・内装を整えるのはもちろん、働き手として内面を磨き学ぶことにより事業に還元でき、さらに家庭内にもプラスになっていくようなことができればと企画しています。おかげさまでこのセミナーをきっかけに平成29年度は20代を含む4名の方がご自身の意志で入会されました。講師はこれまで外部よりお呼びしていましたが、今後は、部員の方に講師になっていただければと考えています。


京丹後市商工会女性部長 森祝子さん

2018/12/21

 風合い豊かな丹後ちりめんで知られる丹後地方は、日本最大の絹織物産地。丹後半島の大部分を占める京丹後市は、峰山町、大宮町、網野町、丹後町、弥栄町、久美浜町の6つの町が合併した市で、海と山に囲まれた自然豊かな地域です。合併によって京丹後市商工会女性部は約280名の大所帯となりエリアも広範囲となりました。
 合併10周年記念事業として、「京丹後らしさ」をコンセプトに京丹後の魅力と女性部の活動をアピールすべく、絹をイメージしたお菓子「きぬの果」を開発しました。丹後は「絹」と「果物」の産地でもあるため“絹と果物を使ったお菓子を平成28年度から取り組み、15名のプロジェクトチームで一年かけて開発しました。絹、ぶどう、桃の3種類のゼリーで、白いゼリーは絹をイメージしており、シルクパウダーを使用したヨーグルト味で金粉が散りばめられています。果物のゼリーは、果汁たっぷりのジュースに、「ぶどう」「もも」の食感を大事にし、口に入れた時の「ゴロ」っと感を出す為大きさと形にこだわりました。
プロジェクトチームのメンバーは製菓の商品開発については素人。ゼリーに決定してからも、果物の種類や堅さなど試行錯誤しました。問題の製造と技術においては、部員の業者の協力を得る事ができ、考案、開発は「商工会女性部オリジナル商品開発チーム」が進めて行きました、プロの意見を伺いつつ一つひとつハードルを乗り越えて完成。パッケージデザインや商品名のロゴも部員たちで考えました。平成29年4月に販売を開始し、現在、アミティ丹後、久美浜駅、戸田風月堂、道の駅丹後王国「食のみやこ」、道の駅「てんきてんき丹後」「くみはまサンカイカン」などで販売中。丹後地域地場産業振興センターの「Tango Good Goods」に選定され、京丹後市の「京丹後スイーツ」にも登録されました。
是非、丹後の味をご賞味ください
 また、地域振興事業として例年10月の商工祭では初日に「夢よさこい」というステージを女性部が担当。今年で17回目を迎えます。女性部員も丹後ちりめんの衣装を着て、受け継がれてきた踊りをステージで披露。 模擬店では「きぬの果」と共に、地元産のさざえと海苔の炊き込みご飯「さざえめし」を販売しています。旅館を経営する部員もいるためプロの味で人気です。
 そのほか着物に触れていただきたいという思いから合併10周年記念事業「着物で落語」の講演会も開催しました。
6支部のカラーも尊重しつつ広域的な活動を目指し、地域振興発展と、京丹後を元気に盛り上げる事業を活発に活動しています。