久御山町商工会女性部長 寺井美紀さん

2018/12/21

 久御山町は木津川と宇治川に挟まれた沖積平野で、雪は少ないものの寒さ厳しく、夏は高温多湿で豊かな自然に恵まれています。早くから稲作が盛んだったようで弥生時代の集落跡とされる遺跡もあります。久御山町商工会の女性部は24名。子どもの同級生の保護者などに声をかけることで部員が増えつつあり30代の方もおられ、40〜50代を中心に和気藹々と活動しています。
 特に力を入れているのが女性部主催の「くみやまde婚活」という婚活事業です。平成26年から始めたもので平成29年度は4回目、11月に開催しました。男性は在住・在勤の30〜50歳、女性は地域は限定せず25〜45歳という参加条件を設定し、毎年、条件は微調整しています。ほとんど毎回カップルが誕生し、成婚して久御山で暮らし始めたり、子どもさんが生まれたりといった報告も受けています。昨年は、最初に3分ずつの自己PRの時間を設け、ランダムにチーム分けをして苔玉を一緒に作りました。過去には、耳元で囁く伝言ゲームやスリッパリレーなどおこないました。前回の反省を踏まえて内容を改良し、毎年違ったプログラムを組んでいます。京都府の婚活サイトに掲載したり、主要な公共機関にポスターを貼ったりして告知しています。部員のみなさん「幸せになってほしい」という気持ちが強く積極的で協力的に参加してくださっていて、毎回ゲームの企画案がたくさん出て盛り上がります。
 5月に社会福祉協議会などが主催する「ふれあい福祉まつり」に「手作りピザ」で出店し生地から作ったピザを焼きました。ケーキ屋を経営している部員さんがレシピを考えて生地を1枚分ずつ用意してくださったものを、手作りの石窯で焼いたので本当においしくて約230枚売れました。石窯は「商工会フェスタ」のために久御山町商工会本会の部員が作ったものでキャスター付で移動可能ですが、重量があり運搬が困難で、火起こし作業も手間がかかりますが、ピザはとてもおいしく人気のため、名物となるように今後も継続していく所存です。
 また資質向上として、毎年、部員で企画して講師の方を招き「スマートフォンでのSNSの活用法」や「Webサイト作成」などの経営セミナーを開催してきました。平成29年度は外見に磨きをかけることを目的に10月に「メイクアップセミナー」を開催しました。


笠置町女性部長 大西 由美 部長

2018/12/21

 笠置町商工会女性部では、笠置さくらまつり(4月)、笠置夏まつり(8月第1土曜)、笠置もみじまつり(11月)、全国ご当地鍋フェスタ(12月第1日曜)と、笠置町4大イベントへの出店がメインの事業として地域の活性化に役立てればと活動しています。
 笠置町は、京都の南東部に位置し、南は奈良県に隣接しており、京都府で一番小さな町です。
が、四季を通じて豊かな自然を感じられ、休日には多くの観光客で賑わいます。
なかでも力を入れているのは、各イベントで提供する『きじ釜飯』です。平成8年に商工会が特産品の開発を行った際に、笠置町で飼育・販売されている「きじ肉」に着目して女性部が中心となってレシピを考案したものです。そのレシピは改良されつつもずっと伝え続けられています。
もち米と米を配合してきじの出汁で炊いたところに、別途、野菜(人参・椎茸・たけのこ・ごぼう・薄揚げ)をきじの出汁で煮たものを混ぜ合わせ、さらに、その上にきじ肉を乗せたとても贅沢なレシピです。前日から仕込みを始めるなど準備も大変ですが、すべてにきじ肉の味がしっかりついており、地元を中心に人気です。いままでに最高に作ったのは280食にもなり、毎年、昼までには売り切れてしまい、大変好評を得ております。 笠置夏まつりでは、季節柄きじ釜飯は作らずに、飲み物を中心に、わらび餅などで出店しています。
 また、同じく平成8年に商工会で女性部が中心となって開発した『ゆるぎ飴』を各イベントで女性部が販売しています。『ゆるぎ飴』は、ゆるぎ石をモチーフにしたもので、笠置町笠置山を境内とする笠置寺にある石で、そこは後醍醐天皇が鎌倉幕府から逃げてきたときに奇襲を受けた場所とされており、山の上から落とす武器として置かれたという言い伝えのある大きな石です。『ゆるぎ飴』は、イベント以外でも、笠置町商工会、笠置町産業振興会館、笠置いこいの館でも購入していただけます。
町を舞台にボルダリングを題材にした映画『笠置ロック』のおかげで少し知名度が上がっているようです。個人商店をしている部員が多く、みんなで協力して交代で出店していますので、ぜひイベントにきて特産品を食べていただきたいと思います。

宇治田原町女性部 大辻庸子部長

2018/12/21

宇治田原町商工会女性部では、資質向上や親睦を目的として、女性部員や外部講師を招いた各種講習会を年に2回ほど開催しています。特に寄せ植え教室は人気で毎年開催しています。また女性部員が講師となって講習会も開催しており、今までに美容レッスンやアロマクラフト教室などを開催しました。今後も部員さんに講師になってもらう機会を増やしたいと思っています。 そして、メイン事業は、宇治田原をもっと知ってもらおう!と地域振興事業として、京都市の香老舗「松栄堂」さんにご協力いただき共同開発した「宗圓香(そうえんこう)」というお茶の香りがするお香の販売です。 宇治田原産の茶葉を使い、香りが一定になるように、ずっと同じお茶屋さんから茶葉を提供していただいています。2003年に緑茶の香りを販売し始めたのですが、2015年に京番茶、ほうじ茶の2種類の香りが加わりました。茶葉の配合率が高いのが特徴で、緑茶は茶葉20%、京番茶とほうじ茶は50%練りこんでいます。最初はなかなか香りも決まらず、苦労しましたが、女性部員でいろいろと試行錯誤しながら数年かけて開発しました。 宇治田原町商工会、町内のJA直売所、女性部員の店舗などで販売しています。 他に、町内外でのイベントなど年10回ほど出店販売をしており、さわやかで上品な香りだと評判も良く、リピーターさんも増えています。  また、宇治田原町と災害時相互応援協定を結んでいる岐阜県揖斐郡池田町の「みの池田ふるさとまつり」への出店もここ数年出させていただいており、「宗圓香」や宇治田原町の特産品の販売を通して、日本緑茶発祥の地である宇治田原町のPR活動を行っています。 こうした活動を通して、「宗圓香」のファンが全国に広がっているのがうれしく思います。

井手町商工会女性部 尾﨑 眞千子 部長

2018/12/21

井手町商工会女性部では、4月の「井手町さくらまつり」と11月の「商工祭」の模擬店出店、また、講習会(セミナー)や視察研修会を企画し、楽しく無理のない範囲で活動しています。
 春の「井手町さくらまつり」では、「井手のあじわい弁当」「鯖寿司」「鱧寿司」などを販売しています。中でも一番の人気商品は、仕出し部会さんが中心となり開発した、「井手のあじわい弁当」です。昔から地元の人が「ごちそう」として食べてきたものばかりが詰まったお花見弁当です。井手町は玉川の両岸に連なる桜並木が非常に美しい町です。素朴で自然豊かな小さな町に、知る人ぞ知るという感じで、大阪や奈良などから多くの方が来場されます。
 秋の「商工祭」では、昆布とかつおで一から出汁をとった温かい「きつねうどん」を販売しています。小さいお子さんから年配の方にも幅広く喜んで食事していただき、井手町の手作りうどんと言えば女性部というイメージが定着しています。2日間だけですが、毎年多くの方に味わっていただいています。
 講習会事業として、2017年度は「売上向上につながる和風手描きPOPセミナー」を開催しました。筆ペンで、店舗や商品・メニュー等をアピールできる、ひと味ちがうインパクトのあるPOP制作を学びました。  女性部に入ることで顔が広がり、親しくしていただいてるのはうれしいことです。部員同士の良い繋がりができますね。