2018/12/21

精華町商工会女性部長 清水眞理子 部長

 地域に根ざした女性部ができる事業ということで、社会福祉の観点から独居高齢者に対して、年2回、お弁当づくりを毎年しています。プロを含む10人ほどの女性部員が朝8時半に集合。みなさん手際良く協力して作るので、11時ごろには配達ボランティアの方に配送していただいています。対象は一人ぐらしの概ね70歳以上の独居の方。それぞれ500円を負担していただきますが、「同じ価格でも業者のお弁当とは大違いだ」と大変好評をいただいています。白米ではなく古代米の「黒米」を使い、おかずは旬の食材を使って、よりよくおいしく食べていただけるように愛情を込めて作っています。2017年度のメニューの一例は、かぼちゃとがんもの煮物、サーモンとなすとパプリカの甘酢あんかけ、きゅうりの酢の物、巨峰。なるべく地産地消ということで、かぼちゃやナスなど地元で採れたものを使い、地域の福祉センターの調理室で作っています。
 また、事務局にお手伝いをいただきながら「女性部便り」を年一回発行しています。経費節減のために広告を掲載するなどの工夫もしており、精華町商工会女性部だけではなく全商工会員さんに届けています。画像を盛りだくさんにして、これを見れば一年間の活動をわかっていただけるよう、みんなで構成やレイアウトを考えて発行しています。
 精華町の女性部だけでは人が集まりにくいことも多いため、相楽地区(精華町・木津川市・笠置町・和束町・南山城村)の女性部に声をかけるように心がけており、昨年度は、マナー研修や日帰りの管外研修を、相楽地区合同でおこないました。精華町商工会女性部は50周年を超え、役員も高齢化してきていますので、若い方に新風を巻き起こしてもらいたいものですが、大手商業施設ができ小売店の経営が難しい現状があります。女性部ががんばっているというところを見ていただき、地域の方も元気になっていただけたらと思っています。